腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと効果的?やり方&注意点を解説

セルフケア

「仰向けで寝るとなぜか腰が痛くなる…」

寝る時に腰痛がひどくなる対策として「腰の下にタオルを敷く」という人が一定数いらっしゃいます。

では実際に、腰の下にタオルを敷くことは対策として効果的なのでしょうか?

本ページは、そんなみなさんの素朴な疑問を整体院の目線でくわしく解説させていただきます。

また、腰の下にタオル敷くやり方や注意点も併せてお伝えさせていただきますので、今後の腰痛対策にご活用ください。

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腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと効果的って本当?

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと一時的に腰痛が緩和することがあります。

つまり、寝る時に腰が痛いと感じる人にとっては「効果的」だと言えるでしょう。

では、なぜ腰の下にタオルを敷くと腰痛が緩和するのか?その理由を以下でくわしく解説していきます。

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと腰痛が緩和する理由

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと腰痛が緩和する理由は以下のとおりです。

  • 腰の浮きを軽減させる
  • 体圧の分散ができる
  • 冷えを予防できる

では、ひとつずつくわしく解説していきます。

腰の浮きを軽減させる

仰向けで寝ると、腰の部分だけがベッドから浮いてしまっていることがありませんか?

この浮いている部分が負担に感じてしまうと、腰の痛みを感じてしまいますが、タオルを敷くことで腰の浮きを軽減させ、腰痛を緩和させてくれます。

体圧が分散できる

仰向けで寝る時に、一番体重による圧力が掛かる部分が「お尻」と「背中」です。

この部分に圧力が掛かりすぎると、結果的に腰痛や睡眠の質の低下を招きかねません。

しかし、腰の下にタオルを敷くことで、お尻や背中に集中していた圧力が、腰にも分散するようになり結果的に腰痛緩和や睡眠の質の向上につながります。

冷えを予防できる

腰が浮いた部分は、とくに冬場などはすき間風のように冷えを感じることがあります。

腰やお腹の冷えは、内臓が冷えやすくなり全身の血流低下に直結するため、腰やお腹周りにタオルを敷いて保温することは結果的に腰痛の緩和にも大きな役割を果たしてくれます。

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷く方法

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷く方法は以下の手順を参考にしてみてください。

【手順】

  1. 仰向けで寝る。
  2. 腰が浮いている感覚があれば、手を入れてみて隙間を確認する。
  3. 隙間よりも少し薄い程度の厚みのタオルを準備して腰に敷く。
  4. 適当な厚みになるよう調整する。

タオルが厚すぎると、腰の反りがひどくなり腰痛が悪化してしまう可能性があります。そのため、タオルの厚みは腰の浮きに対して少し薄めに調整するようご注意ください。

タオルの代わりにクッションを代用する人がいますが、クッションでは高さの調整ができないため、できるかぎりタオルを使用するようにしてください。

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷く時の注意点

腰の下にタオルを敷くと、腰痛緩和には効果的ですが、以下の点には十分な注意が必要です。

腰痛を感じないときにはタオルを敷かなくてもよい

腰の下にタオルを敷くのは、腰痛を感じたときだけで構いません。

腰の浮きを軽減させるためには、常にタオルを敷いておく必要があるように感じますが、本来「腰は反っているもの」です。

この反りに対してタオルを敷くことは、あくまでも対処療法としてお考えください。

常に、タオルを敷くとかえって腰を過保護にしてしまい睡眠姿勢を崩す可能性があります。

また、寝返りがうちづらくなり睡眠の質を低下させるリスクも伴うため乱用はおすすめできません。

通気性のよいタオルを使用する

腰の下にタオルを敷くと、本来少し隙間ができている部分を埋めてしまうことになるため、熱の逃げ道がなくなります。

そのため、タオルはできるかぎり通気性のよいものを使用して熱が体内にこもらないようご注意ください。

腰の下にタオルを敷く以外にもできる寝る時の腰痛緩和方法

実は、寝る時の腰痛緩和方法は、腰の下にタオルを敷く以外にもあります。

以下では、その方法をご紹介させていただきますので参考にしてみてください。

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膝にタオルやクッションを敷く

腰の下にタオルを敷くと腰の浮きが軽減するように、膝の下にタオルやクッションを敷いても腰の浮きが軽減します。タオルやクッションの厚みは、膝が軽く曲がる程度でOK

デメリットとしては、寝返りがうちづらくなってしまう点がありますので、腰痛を感じない場合は実施する必要はありません。

くびれ部分にタオルを敷く

横向きで寝る時に腰痛がでる場合は、くびれの部分に小さなタオルを敷くと腰痛緩和の効果が期待できます。

寝返りなどでタオルの位置がずれてしまう時は、小さなタオルをくびれ部分に敷いたのちに大きなタオルを胴体に巻きつけると上手く固定されズレにくくなるのでおすすめです。

マットレスの向きを変える

寝る時、腰痛を感じる原因のひとつに「マットレス」があります。

マットレスが合う、合わないという問題もありますが、一番多い原因がマットレスの凹みやへたり。

マットレスに凹みやへたりがあることで睡眠姿勢が崩れ腰痛や睡眠の質を引き起こしてしまうため、できるかぎり早期に買い替える必要があります。

しかし、すぐにはマットレスを購入できない場合はマットレスの向きを変えてみると寝心地が変わって腰痛が一時的に緩和することがあるため有効です。

寝る時、腰が痛いのは歪みが原因?根本改善の方法は?

ここまでは、寝る時に腰が痛い場合の対処方法をお伝えさせていただきましたが、やはり最終的には根本を改善しなければなりません。

そもそも、寝る時に腰が痛い原因としては、自身の体のバランスや骨格の歪みが大きく関わっています。

このバランスや歪みを整えることで、寝る時の腰痛を根本改善できる効果が期待できるため、以下の方法をぜひ実践してみてください。

日常生活の姿勢を見直す

  • 脚を組む
  • 椅子に浅く腰掛ける
  • 床生活がメイン

上記のような姿勢や過ごし方は、体のバランスや骨格の歪みの原因になります。

歪みがでれば、寝る時の腰痛だけでなく日常のあらゆる場面で腰痛や肩こりなどの不調がでやすい体になってしまうため、上記のような姿勢は必ず辞めるようにしましょう。

整体で矯正を受ける

体のバランスや骨格の歪みを整える方法は動画や書籍でも多く出回っていますが、やはり整体院で矯正を受ける方法がもっとも確実な方法です。

ただし、注意点もあります。すべての整体院が同じ方法で矯正をしているわけではありませんし、整体院によって考え方や方針はまったく異なります

そのため、効果が実感できない場合や自分に合わないと感じた場合は、速やかな転院も視野に入れながら理想の整体院を探すことをおすすめします。

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まとめ

腰痛で寝る時、腰の下にタオルを敷くと腰痛が緩和すると効果的な理由や、その方法をお伝えさせていただきました。

たしかに、腰痛がでているときに腰の下にタオルを敷くと腰痛緩和の効果は期待できます。

みなさんも、腰痛がでて眠れないときには腰の下にタオルを敷く方法をぜひお試しください。

ただし、腰痛がでていない時にも腰の下にタオルを敷く必要はありません。

あくまでも対処療法であり、仰向けの姿勢で腰痛がでる現状を根本的に改善したいのであれば、体のバランスや骨格の歪みに目を向ける必要があります。

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