自律神経失調症緩和の秘訣!食べて良し、体調も良しの食品リスト

自律神経失調症

自律神経失調症を改善する方法は色々ありますが、普段の食事で改善出来たら良いですよね。


今回は、自律神経失調症を改善するのに良い食べ物・栄養について説明していきます。

「自律神経失調症」ってどんな症状?

自律神経とは体の血圧や体温、脈拍など自分で意識しなくても動いているところを調整している神経です。

自律神経には「交感神経」「副交感神経」の二つあります。「交感神経」「副交感神経」がバランスよく働いているおかげで快適な生活を送れているのです。

ですが、バランスが崩れることで様々な症状が出てきます。
例えば、だるい、眠れない、疲れがとれない、頭痛、動悸・息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなどがあります。

精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。

これが「自律神経失調症」です。

【自律神経失調症を整体で改善してみませんか】

自律神経失調症に効く食べ物

自律神経失調症の症状を自覚があるけど、なるべく病院や薬に頼らずに治したいという人もいらっしゃるでしょう。

そんなあなたのために、自律神経失調症を改善するのに良い食べ物・栄養についてご紹介します。

1.GABA

GABAには脳や神経をリラックスさせる作用があります。
また、GABAはアミノ酸の1種で脳の神経伝達物質として働きます。
GABAが不足することで心身が緊張状態になりやすくなるのです。

GABAが多く含まれる食品は「トマト」です。
中玉のトマト1個で40~60mgあります。
1日に必要な摂取量は成人で30~100mgと言われているので
中玉1個で必要な量を摂取できます。
他にも、発芽玄米、みそや漬物などの発酵食品に多く含まれています。

GABAを多く含む食品

  • トマト
  • 発芽玄米
  • 発酵食品(味噌や漬物など)

2.タンパク質

タンパク質は内臓、血液、毛髪、皮膚、筋肉など様々な身体を構成する材料になります。
また、自律神経を整えるために必要なノルアドレナリンやメラトニンの材料にもなります。
ノルアドレナリンやメラトニンが不足すると、ホルモンバランスが乱れ、自律神経の乱れを引き起こすことになります。
そのためにも肉、魚、卵、大豆製品を毎日しっかりと摂ることが大切です。

一日に必要なたんぱく質の摂取量は18歳以上の男性で60g/日、女性で50g/日が目安です。

タンパク質を多く含む食品

  • 大豆製品

3.ビタミンB6

ビタミンB6は、アミノ酸の代謝を助ける作用があり、神経伝達物質の合成に関係します。
不足すると、憂鬱な気分が続く場合があります。

まぐろの赤身、バナナ、香味野菜などに多く含まれています。
また、ビタミンB6はタンパク質などに含まれているのでそこから摂取すると良いですよ。

ビタミンB6が多く含まれているタンパク質としては
にんにく・魚(鮭・アジ・さんま・カツオなど)・ひれ肉・ササミなどです。
一日に必要な摂取量は18歳以上の男性で1.4mg/日・女性は1.1mg/日が目安です。

ビタミンB6を多く含む食品

  • バナナ
  • 香味野菜(にんにく等)
  • タンパク質(まぐろの赤身、鮭、アジ、さんま、カツオ、ひれ肉等)

4.ビタミンD

ビタミンDは、心や神経のバランスを整えるセロトニンを調整します。
具体的には、うつ病や自律神経に関わるメンタル症状に効果があります。

ビタミンDは世界的に摂取不足といわれており、自律神経だけではなくカルシウムや骨の代謝にも欠かせない栄養素です。
日本人は特にビタミンDの摂取量が低いといわれており、日頃から気をつけて摂取する必要があります。

ビタミンDを多く含む食品としては、きくらげやしいたけなどのキノコ類
内臓ごと食べられる魚(ししゃも・しらす干し)が挙げられます。

また、ビタミンDは太陽の紫外線を浴びることで皮膚の中で生成することもできます。
紫外線を浴びることでシミ、しわの原因になるなど美容上の観点で避ける傾向にありますが、少しでも日光を浴びるようにするのもいいことです。

一日に必要な摂取量は成人の男女ともに8.5μgです。

ビタミンDを多く含む食品

  • きのこ類(きくらげやしいたけ等)
  • ししゃも
  • しらす干し

5.ビタミンC

ビタミンCは、体にストレスがかかったときに分泌されるホルモンの原料として使われます。
ストレスが続くとビタミンCが大量に消費されてしまい、不足するとストレスが解消されずにため込まれてしまいます。
ストレスをため込まないためにも、またストレスを多く感じる方こそ、ビタミンCを積極的に摂取すると良いでしょう。
また、ビタミンCは体内で生成できないため、体内にためておくことができません。
そのため、毎日摂取しなければ不足してしまいます。

ビタミンCを多く含む食材はブロッコリー、ほうれん草、キャベツ、パプリカ、いちご、キウイなどがあります。
一日に必要な摂取量は成人の男女ともに100mgです。

ビタミンCを多く含む食品

  • ブロッコリー
  • ほうれん草
  • キャベツ
  • パプリカ
  • イチゴ
  • キウイ

6.トリプトファン

自律神経の乱れを整えるためには、トリプトファンの摂取も大事です。
トリプトファンの摂取により脳内ホルモンであるセロトニンを増やすことができます。
セロトニンとは、しあわせホルモンなどといわれる脳内ホルモンで、快感を増幅させるドーパミンや神経を興奮させるノルアドレナリンなどと並んで、三大神経伝達物質の一つになります。

自律神経のバランスを整えるためには、必須アミノ酸であるトリプトファンが必要ですが、トリプトファンは体内で生成できません。

食事から摂取する必要があるのです。

摂取されたトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。
トリプトファンが不足すると睡眠不足や睡眠の質を低下させ、不眠症につながることもあります。

トリプトファンが多い食材は、バナナや豆腐や味噌などの大豆製品・米などの穀類になります。
炭水化物とビタミンB6を一緒に摂ると、脳内でトリプトファンの合成が促進されます。

一日に必要な摂取量は体重1kgに対して4mgです。
例:体重60kgの人では240mgが必要になります。

トリプトファンを多く含む食品

  • バナナ
  • 大豆製品(豆腐、味噌等)
  • 穀類(お米等)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

  1. GABA
  2. タンパク質
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンD
  5. ビタミンC
  6. トリプトファン

以上の栄養素と、それを食べ物が自律神経失調症を改善するものになります。
これらの物を意識して食べていくと症状が改善、軽減することがあります。
注意点としては自律神経失調症によいから、早く良くなりたいからと過剰に摂取すると反対にお身体の状態が悪くなることがあります。

くれぐれも過剰摂取にはお気を付けくださいね。

日々の食事にこれらの食品を取り入れて、自律神経失調症の症状を緩和していきましょう。

【自律神経失調症を整体で改善してみませんか】

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