頭痛のときお風呂に入っていいのかな?と迷いませんか。
痛みが悪化しないか不安ですよね。
結論からいうと、頭痛のタイプによって入浴するべきか、しないべきか変わってきます。
この記事で紹介する内容を参考に、入浴するか検討してみましょう!
「今日は頭が痛くて調子が悪い。でも、お風呂に入りたい。」
「頭痛のときに、お風呂に入っても大丈夫?」
頭が痛いときに、お風呂に入って温まることが良いのかどうか、迷うことはありませんか?
実は頭痛のタイプによって、入浴するべきか、するべきでないかが変わってきます。
まずは、頭痛のタイプを知り、入浴するべきか検討しましょう。
お風呂に入って痛みが軽くなったら、次の入浴ではひと工夫してみてくださいね!
温めることで頭痛が悪化したり、危険な病気が隠れた頭痛の場合は、入浴を避けるようにしてください。
「いつもの頭痛ではない」と違和感を感じたら自己判断をするのではなく、まずは医療機関を受診して、危険な病気が隠れていないかを確かめてくださいね!
頭痛のタイプを知ろう
「緊張型頭痛」と「片頭痛」
日本人に多い2つの頭痛は「緊張型頭痛」と「片頭痛」と言われています。
頭痛のタイプをしっかりと把握して、適切な対処法を実践してみましょう!
日常生活で慢性頭痛を訴える人は多く、日本人の4人に1人が頭痛に悩んでいると言われています。
そして、そのほとんどが「緊張性頭痛」と「片頭痛」に分類されます。
これらの頭痛は脳に大きな障害を残すことはないと考えられており、日常的な頭痛と言えるでしょう。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。
緊張型頭痛は、頭全体に痛みを感じ、圧迫されるようなもしくは締め付けられるような痛みを伴います。
また、後頭部の下部、首、目、または身体の他の筋肉群の緊張を伴うこともあります。
片頭痛は、脈が打つような痛みであると表現されることが多く、典型的には左右のどちらかが痛くなるという特徴の頭痛です。
日常的な動作(歩行や階段昇降など)によって症状が増幅するとも言われています。
「緊張型頭痛」の特徴
- 痛む場所:頭全体
- 痛み方:圧迫されるような感じ・締め付けられるような痛み
- 後頭部の下部、首、目、または身体の他の筋肉群の緊張を伴う
「片頭痛」の特徴
- 痛む場所:典型的には左右のどちらかが痛くなる
- 痛み方:脈が打つような痛み
- 日常的な動作(歩行や階段昇降など)によって症状が増悪する
温めてもいいのは「緊張型頭痛」
主な2つの頭痛があることは分かりましたね。
では、温めてもいい頭痛はどちらだと思いますか。
それは「緊張型頭痛」です。
体を温めて首や肩周囲の筋肉の緊張を和らげることで、頭痛が改善しやすくなるからです。
緊張型頭痛は、片頭痛よりも頻度の多い頭痛と言われていますが、その原因やメカニズムは、いまだによく分かっていません。
考えられている要因の1つに、筋肉の緊張が亢進しているということが挙げられています。
後頭部や肩周囲の筋肉の凝りが原因で、頭痛を引き起こしている可能性があるということです。
つまり、体を温めて筋肉の緊張を和らげることができれば、頭痛の軽減に効果が期待できます。
緊張型頭痛の場合は、積極的にお風呂に入って体を温め、痛みを軽くしましょう!
「片頭痛」は痛みのある箇所を冷やそう
片頭痛の場合も、緊張型頭痛と同じように温めてもいいのでしょうか。
結論から言うと、片頭痛では痛い箇所を冷やすことが頭痛の軽減につながりやすくなります。
血管を収縮させる治療薬が片頭痛の症状を改善することが分かっており、冷やすことで血管の収縮を促すことが期待できるからです。
逆に体を温めることは、血管を拡張させてしまうので避けるようにしましょう。
頭痛を和らげる3つの入浴アドバイス
もしあなたが緊張型頭痛に悩んでいるのでしたら、頭痛軽減のために積極的にお風呂に入って、首から肩、背中にかけて温めてみましょう。
そのためには、正しく入浴することが大切です!
では、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
「緊張型頭痛」があるときの入浴のポイント 3つ
入浴の際には、次の3つを意識してみましょう。
- お風呂の温度は40℃にしよう
- お風呂に浸かって全身浴をしよう
- 頭痛緩和に入浴剤を使おう
これら3つの入浴方法を意識することで、温熱作用が身体を温め、新陳代謝が高まり、体内の老廃物の排出が進むと疲れがとりやすくなり、関節、筋肉の痛みを和らげる作用となります。
まとめ
頭痛のときにお風呂に入ってもいいのかについて、まず主な頭痛を2つご紹介しました。
入浴で体を温めることで、緊張型頭痛を和らげる効果が期待できます。
逆に、片頭痛は痛みのある場所を冷やすことで、痛みの軽減に効果が期待できます。
まずは、自分の頭痛の種類をしり、適切な対処法を実践してみてくださいね!