不妊治療に効果的な骨盤矯正のタイミング:全身への影響は?

不妊症

不妊治療目的での骨盤矯正が気になっている人は、以下のような疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。

不妊治療のための骨盤矯正メニューって効果があるのかな?

妊娠を目指すためには、どのタイミングで骨盤矯正をすればいいの?

本ページでは、

  • 骨盤の歪みがどのように不妊に関係しているのか
  • 骨盤矯正のメリット
  • 妊娠を目指すための骨盤矯正の効果的なタイミング

について解説いたします。

骨盤の歪みは不妊に関係ある?

結論から言うと、骨盤矯正が不妊に効果があるというはっきりしたエビデンスはありません。

しかし、骨盤の歪みは子宮や卵巣の機能と深く関係しています。

骨盤や骨格の歪みがもたらす子宮や卵巣への影響

では、骨盤や骨格の歪みは、子宮や卵巣にどのような影響をもたらすのでしょうか?

動脈の血流が低下する

骨盤が歪んでいると、まず骨盤の内部にある子宮や卵巣の周りの動脈の血流が悪くなります。

子宮や卵巣は骨盤の中に収まっていて、靭帯によって骨盤とつながっています。

ですから、骨盤が歪んで子宮が後屈したり、左右に傾いたりしてしまうと内臓の血流が悪くなります。

すると卵胞の発育不良や卵子の質の低下、子宮内膜の発育不良が起こります。

さらに、仮に着床できたとしても受精卵への血流が不足し、流産になってしまう可能性があります。

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仙骨子宮靭帯がねじれる

骨盤が歪んで仙骨がねじれ、それによって靭帯がねじれてしまうと子宮本体の位置がずれてしまいます。

すると、受精卵が着床しにくくなったり、卵管もねじれを引き起こす原因になります。

大腰筋(インナーマッスル)が硬くなる

骨盤の歪みの悪影響は、内臓だけに起こるものではありません。

大腰筋と呼ばれるインナーマッスルが、これ以上骨盤が歪まないように硬化して膨張します。

すると、筋肉の硬化によって周辺の血管をはじめ、子宮や卵巣そのものも圧迫してしまいます。

血流低下が起こると、やはり卵胞の発育不良や卵子の質の低下を引き起こしたり、受精卵への血流が低下したりしてしまいます。

骨盤内の神経が圧迫される

骨盤が歪むと、血管・筋肉だけではなく神経までも圧迫されます。

仙骨を通っている骨盤内蔵神経が圧迫され、それに伴って臓器の機能が低下していきます。

このように、骨盤が歪むと内臓から神経、筋肉にも様々な悪影響が出てきてしまうのです。

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骨盤矯正をするとどんな効果があるの?

では、骨盤矯正をするとどんなメリットがあるのでしょうか。

大きく分けて、

  • 全身の骨格のバランスが整い不調が改善する
  • 内臓の位置が整うことによって生理痛や便秘などの内臓由来の不調が改善する

2つのことが挙げられます。

全身のバランスが整う

骨盤は上半身や内臓を支えていて、全身の「土台」ともいえる骨格です。

これまで解説してきたように、骨盤が歪んでしまうことで

  • 内臓の血流低下
  • 筋肉の硬直による血流低下
  • 神経が圧迫されることによる機能低下

など、全身に様々な影響を及ぼします。

骨盤のバランスを整えることで、歩行や運動などの動作もスムーズになり、体のバランスが整い、不調が改善されることが期待できます。

内臓の働きが改善する

骨盤矯正によって内臓の位置が正しい場所に戻ることによって、内臓の働きが改善されます。

子宮や腸が正しい位置に戻ると、生理痛や便秘といった骨盤内の臓器が原因の不調が改善されます。

整体院の骨盤矯正は不妊症への効果が期待できる?

結論から言うと、「骨盤矯正が不妊症への効果がある」というはっきりとした根拠はありません。

また、整体の施術を受けたあとの効果の感じ方にも個人差があります。

しかし、骨盤が歪むことによって子宮や卵巣の機能が低下してしまうことは不妊の一因になっているといえます。

骨盤の歪みを正して内臓の機能や血流を改善することで、子宮や卵巣の機能も改善される可能性があるといえるでしょう。

また、肩こりや頭痛など、骨盤の歪みからくる痛みによって知らず知らずに受けているストレスも自律神経やホルモンバランスを乱してしまい、不妊につながるといえます。

整体院の骨盤矯正は、

  • 骨盤の歪みを整えて内臓や血流を改善することで全身の不調が改善される
  • リラックス効果もあり、ストレスによるホルモンバランスの乱れの改善が期待できる

といった、西洋医学では手の届かないところにアプローチすることができます。

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骨盤矯正はどのタイミングで行うと効果があるの?

では、不妊治療としての骨盤矯正はどのタイミングで行うのが良いでしょうか。

着床直前に通う

お伝えしてきたように、骨盤矯正をすると血流が良くなります。

子宮の血流が良くなると、受精卵への血液が行き届きやすくなり、着床しやすい状態を作ることができるといえます。

着床前に集中的に骨盤矯正に通うと、数日間は血流の良い状態を作っておくことができます。

体質改善のために定期的に通う

骨盤の歪みだけではなく、不妊症はストレスや冷え、自律神経の乱れなど様々な原因が絡み合っていますので、整体院に定期的に通って根本的な体質改善を行うことで、妊娠しやすい体の状態を作っていくことができます。

骨盤の歪みによる不調だけではなく、日ごろからストレスを感じていたり、自律神経の乱れを感じている人はそれがホルモンバランスにも影響を及ぼしていることも考えられますので、ぜひ、ご自身の根本的な体質にも目を向けてみるようにしてくださいね。

まとめ

全身の土台ともいえる骨盤の歪みは、子宮や卵巣の機能低下だけではなく、頭痛や肩こりなどの痛みや血行不良といった全身への影響をもたらします。

骨盤矯正を行うことで、体の土台が整い全身の不調も改善されていくことが期待できます。

さらに、不妊症は子宮や卵巣の機能低下だけでなく、ストレスや血行不良、冷えや自律神経の乱れといった様々な原因が絡み合っています。

骨盤矯正を行うことで、全身のバランスを整え、根本的な体質の改善も期待できます。

骨盤矯正を行うタイミングとしては2つお伝えいたしました。

  • 着床前に集中的に通って血流を改善し、妊娠しやすい状態を作る
  • 定期的に通って体質改善し、妊娠しやすい体を作っていく

不妊治療としての骨盤矯正が気になっている人は、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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