「一向に治らないひどい肩こりを何とかしたい」
「整体に通えない期間にできるマッサージ方法を知りたい」
ひどい肩こりが続くと心身ともに疲弊するものです。
そんなときに、少しでもひどい肩こりを治す方法を知っていれば整体に通えない期間も何とかやり過ごせるはず。そのようにお考えの方も少なくないでしょう。
本ページでは、そんな方のために「ひどい肩こりの治し方」と題して、セルフマッサージを中心に様々な方法をご紹介していきます。
現在、ひどい肩こりでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
ひどい肩こりの治し方「マッサージ3選」
ひどい肩こりにはマッサージが効果的です。
なかでも以下の3つのマッサージは、肩こりの緩和に即効性が高く、整体院に通えないときのセルフマッサージとして実践してみてください。
首肩まわりのマッサージ
首肩まわりには「僧帽筋」と呼ばれる大きな筋肉が存在します。
多くの肩こりの場合、この僧帽筋が硬くなり血流が悪くなることで肩こりが発症するため、首肩まわりのマッサージは必須です。
また、首肩まわりには「天柱」「風池」「肩井」と呼ばれるツボが存在するため、セルフマッサージで適度にツボ刺激が行われることでひどい肩こりの解消効果が期待できます。
首肩まわりマッサージのやり方
- 揉みほぐしたい首肩と反対の手で肩を掴むようにあてます。
- 親指以外の4指でほどよい気持ちよさを感じる強さで揉みほぐします。
- 肩を感じる場所は親指が届く範囲であれば親指を使用してほぐします。
首肩まわりは、おそらくどこを揉んでも気持ちよさを感じます。ただし、首付近を力強く揉みほぐすのは危険です。
首まわりは非常にデリケートな場所で、命を司る場所です。そのため、物足りないほどの力で揉みほぐすようご注意ください。
脇の下マッサージ
脇の下はリンパが集まる場所であり、肩周辺の筋膜が張り付いている場所でもあるため、脇の下を揉みほぐすようにセルフマッサージしてあげることは肩こりの解消に効果的です。
やり方も簡単で、いつでも場所を選ばすにセルフケアができます。
脇の下マッサージのやり方
- 揉みほぐしたい脇の下と反対側の親指以外の四指を脇の下にあてます。
- やや物足りないくらいの気持ちよさを感じる強さで揉みほぐします。
- 重点的に刺激したい部分は親指を使い、やや深めに押します。
- 最後に四指を脇の下にあてた状態で肩を前回し・後回し10回ずつ行います。
ひどい痛みやしびれを感じる場合は無理せず中止しましょう。
また、強過ぎる刺激はかえって肩こり悪化の原因となりますので、程よい刺激を心掛けるようご注意ください。
鎖骨まわり(胸鎖乳突筋)のマッサージ
鎖骨のまわりには「胸鎖乳突筋」「三角筋前部」と呼ばれる肩こりに関係の深い筋肉が存在しているため、セルフマッサージで揉みほぐしてあげると効果的です。
とくに、スマートフォンやパソコンの使用時間が長い現代では、首を前に倒す動作が多くなっているため「胸鎖乳突筋」へのセルフケアは入念に行いましょう。
鎖骨まわり(胸鎖乳突筋)のマッサージのやり方
- 顔を少しだけ横に向ける
- 左へ顔を向けた場合は右。右へ顔を向けた場合は左の胸鎖乳突筋を揉みほぐす。
- 親指とひとさし指でつまむように刺激する。
顔を横に向けると自然と首筋に胸鎖乳突筋が浮き出てきます。
よく分からない場合は首をもう少しだけ横に向けてみたり、斜め上をみたりすると蝕知できるためお試しください。
ひどい肩こりの治し方「日常生活のポイント3選」
ひどい肩こりを解消するためにはセルフマッサージだけでは不十分です。
とくに、肩こりと日常生活には大きな関係性があり、日常生活で大切なポイントをおさえるだけでもひどい肩こりは解消できます。
では、ひどい肩こりの解消にはどのようなポイントをおさえる必要があるのか?以下でくわしく解説していきます。
姿勢に気をつける
姿勢の悪さは肩こりの大きな原因のひとつです。
とくに気をつけて欲しいが猫背姿勢。いわゆる、首や肩が前のめりの形になる姿勢のことで、スマートフォンやパソコン操作がきっかけとなるケースが多いと言われています。
スマートフォンやパソコン操作するときは、画面に顔を近づけ過ぎないよう意識して、使用時間をできる限り短時間で済ませましょう。
また、体の歪みを引き起こしてしまう姿勢のひとつに「脚組み」があります。
いくら、スマートフォンやパソコン操作を気をつけても、脚組みなどの不良姿勢を続けていると体のバランスが悪くなり肩こりにも大きな影響を及ぼしてしまうためご注意ください。
体内時計を整える
人の体にはあらかじめ体内時計が搭載されており、これを概日リズム(サーカディアンリズム)と呼びます。
しかし、深夜までのゲームや動画の視聴や、休日の昼過ぎまでの就寝などの生活習慣を続けていると体内時計が乱れてしまいます。
体内時計の乱れは、自律神経の乱れに直結するため、肩こりをはじめとした頭痛やめまいなどの発症リスクとなります。
体内時計を整える方法は、規則正しい生活習慣をもちろん、就寝前はできる限りテレビやスマートフォンなどのライトを見ないようにして、起床時には太陽の光をしっかり浴びることが大切です。
趣味を見つける&ストレス発散
ひどい肩こりが長期に渡り続く場合、筋肉や生活習慣の問題だけでなくストレスを含む心理的要因の可能性も否定できません。
ただし、日常生活でストレスを溜め込まないよう努めることは到底無理な話でしょう。
そのため、せめてストレス発散の手段だけでも確立させておくことが大切です。
自分なりに楽しめる趣味を見つけたり、ほっと一息できる空間や場所を探したりなど、少しでもストレスを軽減できる方法を見つけることができると、肩こりの症状が緩和することがあります。
ひどい肩こりを自分だけで治せない場合
ひどい肩こりの治し方をお伝えさせていただきましたが、自分ひとりの力では限界を感じたときは以下の専門家の力を頼りましょう。
医療機関
肩こりでも、ひどい症状が長期間続く場合は一度医療機関にて検査を受けてみましょう。
様々な検査を受けたうえで、肩こり以外の疾患が隠れていたというケースは少ないですがゼロではありません。
現在のご自身の体の状態を知るうえでも、医療機関の受診は一番はじめに行うことをおすすめします。
整体院
整体院では、肩こりをはじめとした様々な不調に対応しています。
揉みほぐし店とは少し違い、肩こりに対しての施術は、ただ肩を揉みほぐすだけではありません。
整体院では、筋肉や関節のバランスや動きなどを細かくチェックしたうえで全身への施術を行います。
そのため、揉んでも伸ばしても思うように改善しなかった肩こりも改善効果ができる点が整体院の大きな特長です。
ただし、どこの整体院でも同じ施術をしているわけではなく、整体院ごとに施術や方針がまったく異なるため、ご自身に合った整体院選びを行う必要があります。
まとめ
ひどい肩こりの治し方をお伝えさせていただきました。
ひどい肩こりを解消させるためには、ご自身の努力と意識改革が必要不可欠です。
そのうえで、整体院などの専門家の力を借りることで、より効率よく効果的に肩こりを解消させることができます。
ぜひ、本ページの内容をお試しいただき、1日でも早くひどい肩こりが解消するよう願っております。